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【第2296回】 他人のせいにしても
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何でもすぐ他人のせいにする人がいます。
「あの人があんな失敗したから、自分もうまくいかなかった」
「上司がちゃんと教えてくれないから、ちゃんとできなかった」
などなど、すぐに他人のせいにします。
それを指摘しても、
「だって、本当にその人のせいなんだもん」と聞きません。
「他人のせい」というのは、ある特徴があります。
それは、「後出しじゃんけん」であるということです。
ほぼ全て、事後に言い出すことになります。
何か問題が起きた時に、
「あの人が何もしないからだ」
「その人があんなことやったからだ」
と、問題が起きた後に言います。
何も成果が無かったり向上が無かったりした時に、
「あの人があんなことするからだ」
「この人が何もしないからだ」
などと、成果が表れないということが分かった後に言います。
全て「後出しじゃんけん」と同じ、事後の発言です。
事後の発言であるということは、
「じゃあどうして、事前に何か対策を練らないの?」
という責任が生じます。
例えば、「上司が何も言わなかったので、こんな問題が起きた」
と上司のせいにしたとします。
しかし、そんなことを事後にねちねち言うのであれば、
どうして、そんな問題が起こる前に、
「このまま何も言わないと、
こんな問題が起きるのではないでしょうか?」
と上司に伝えておかなかったのでしょう?
「そんなの、事前に分かるわけないじゃん」
と反論をするでしょうが、
それだったら上司だって事前に分からなくてもおかしくありません。
要するに、事後になって他人のせいにする人というのは、
事前にそれを阻止できなかった、事前にそれを回避できなかった、
という自分の責任もあることが分かっていないのです。
「あの人が道具を独り占めしているので、
この仕事ができなかった」
などと後で言うのであれば、なぜ事前に
「すみません、道具を独り占めされたら、
この仕事ができなくなってしまいます」
と言わなかったのか。
「いや、言ったんですけど彼は聞いてくれなかった」
などと後で言うのであれば、なぜ事前に
「彼が聞いてくれないんですが」と上司に相談しなかったか。
他人のせいにしてしまうことは全て、
自分の事前の配慮の足りなさや認識の甘さという
原因の一端を含んでいるのです。
だから、何でもかんでも人のせいにするのはよくないのです。
「だったらおまえも最初から言えや」ということになるからです。
他人のせいにするよりも、
「どうして自分はそのことを察知できなかったのだろう」
と自分の行動力を反省したほうがいいと思います。
何でも他人のせいにすると、
周囲の人たちもなんでもあなたのせいにします。
「おまえだって、何もしていないだろう?」
という反論が来て、水掛け論になっていきます。
それだったら、
「しまった。俺もこうしておけばよかった」
「私も事前にこうしておけばよかったです」
「じゃあ次から、こうしようぜ」
と、自分の非を認めて次には同じ失敗をしないように
工夫を考えて確認しあうほうが、よっぽど生産的です。
「他人のせいにしない」ための工夫には、
どのようなことがありますか?
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